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- 2017.06.09 Friday
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申し訳ないが、このような未曾有の事態になってしまったのに、
わたしはちらちらと池田貴族のことも考えている。
もちろんマリスミゼルのことだって考えている。
そしてわたしは、原子力についてあまりに無知すぎて、
何を恐れるべきなのか、何については不安がらなくてもいいのか、
まったくわかっていない。
さらには石原都知事の「天罰」発言についてのツイッターやyoutubeを漁りみてしまい、
その後100億を義援金に回したら、「次の知事もこの人しかいない」みたいなコメントがついているのを見てしまい、もう何がいいのか悪いのかもわからなくなった。
とりあえず言いたいのは、「おめえも自分の金を出しやがれ」です。
あれは石原のポケットマネーではない、都民の皆様の納めた尊いお金なのでしょう?
それを寄付して怒る都民などいないと思うが、恩着せがましく他人の金を差し出すんではなく、それとは別に自分の金を1000億くらい出したまい。
・・・石原の進退よりとっとと非常持ち出し袋とかを準備したり、
どこに寄付したら確実に被災地に届くか調べたりするべきだよな。
そんなふうに気力の無駄遣いをしている上、職場がすごい揺れるのだ。
倉庫は作りが雑だから、風とか下の階のフォークリフトとかでも揺れる。
壁がみしみしいう。何もしていなくても揺れている気がする。
もう、四六時中にゅらにゅらにゅらにゅらしていて、
気持ち悪いったらありゃしねえ!!
もうわたしは、これは、自分が「ゆらゆら帝国」になったんだという錯覚で、
乗り切るしかないと思います。脳が揺れたんだぐっぐっぐっと、ね。
こんな中、わたしはいとうせいこうに恋をする勢いだ。
仙台の被災者が、ツイッターでいとう氏に、いつかまた、せいこうさんを見たい、
とつぶやいた。
そうしたら、今やるよ。文字でDJするから、想像しておくれ、と、
「DJせいこう」で新しいアカウントを取って、文字DJなるものを始めたのだ。
リスナー(フォロワー)が、「あの曲かけてください」とつぶやくと、
かけてくれるのだ。もちろん、「今かけてるよ」と書くだけなんだが。
それがたまらなくばかばかしくてかっこいい。
http://twitter.com/seikoitoDJ
しかし文字DJは、想像力の可能性をファンキーに鼓舞するクールにしてホットなメディアだ。
見てよ、想像の中では、どんなことも起こりうる。
曲だけじゃなくて、聴きたい音や映画もかけられるんだってー。
映画にはポップコーンが欲しいです、とリスナーがつぶやけば、
「遠慮すんな。リスナーの脳内上映館にはトウモロコシ畑が併設だよ。」
と返す。畑かよ!収穫から始めんのかよ!ウフフ。
ミスチルかけて、と言われ、ミスチルいっこも知らないから、って、
すごいてきとうな曲名つけて、かけてる!!
被災地の、ちょっと不謹慎って思われそうなおもしろネタとかも、
「俺が一手に引き受ける」って。「なにせ俺だから叩かれたって大丈夫」って。
「ユーモアが人間を救う」って。
わーん、いとうせいこう、かっこいい。
そしてリスナーも、かっこいい。ぎりぎりのところから音楽や笑いを楽しんでいる。
大変な状況でも、笑える余裕のある人は、笑うべきなんだ。
そして、もっと余裕のある人は、笑える余裕を、生み出していくべきなんだ。
笑いや娯楽を、封じ込めてはならないよな。
・・・だから、と言っちゃなんですが、池田貴族の動画を今週も貼ります。
Remoteの動画探してたら、ひどくマニアックなのをみつけたので思わず貼ってしまった。
その昔、みうらじゅんと和嶋慎治(人間椅子)と池田貴族が組んだ企画モノバンド、
「シーモンキーズ」の動画だ。
パンストをかぶって昔作った恥ずかしい歌をうたう、というコンセプト。
わたしシーモンキーズのテープが欲しくて、ネットで知り合った人に無理やりダビングしてもらったんだよなー。そして和嶋さん(わじ、と呼んでます)の、あまりにも恥ずかしいラヴソングに身悶えしながら、そこにわざわざ書いてあったギターコードを弾いてみたら、高校生の時に作ったくせに指がくんずほぐれつしそうな難しいコードを使っていて、「わじ、むかつく!」と憤ったものだ。
いや、わじのことは個人的な感情がこもりまくるからもういい。
貴族だ。
そもそも「池田貴族」というのは、本名が「池田貴」なんだけど、
それだとなんかかっこわるいから、テストの時とかにいつも何か一文字足して書いてたんだって。その中で定着したのが「族」をつけた「池田貴族」だったんだと。
そのセンス!
そしてこの歌の歌詞のひどさ!
最後の方の、その気シャウト!!
ああ、池田貴族。
もっともわかりやすい貴族動画はこれだ。
すごい煽り!「いい加減、マスコミに、踊らされるのは、やめろー!」
って、おめえだよ、貴族、踊らされてんのはよ。
ふう、おもしろい。
そしてよく見てくださいよ、地味顔を。その気を。
貴族がガンになって、もうやばいかもしれないという時に、
「貴族、大丈夫か!?」っていう、みうらじゅん主宰のイベントに行った。
和嶋さんが出るからだ。
そこで気づいたのだが、貴族は、最後まで、自分の面白さに気づいてなくて、
ずっとずっとその気のままだった。
それをみうらさんが面白がっていじりまくっていて、その様子が本当におかしかった。
エーツーは、貴族のその気を忘れません。まあ、美化もしませんよ。
ずううううっと「あの、貴族のその気がさー」って言い続けます。
笑う余裕のある人は、この貴族のその気を見て、思いっきり笑おうじゃないか。