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- 2017.06.09 Friday
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でかい!くさい!赤い!寄生!
でかい!くさい!赤い!寄生!
でかい!(直径1m !)
くさい!(アンモニア臭!)
赤い!(白い斑点!)
寄生!(ヒレブドウ!)
ラ・フ・レ・シ・ア
ラ・フ・レ・シ・ア ※
※
白い水玉誰のため?
ハエを騙して受粉する
熱帯雨林の仇花よ
ラ・フ・レ・シ・ア
ラ・フ・レ・シ・ア
※
つぼみが既にキャベツ大
花が咲く時音がする
咲いたそばからすぐ萎れ
ラ・フ・レ・シ・ア
ラ・フ・レ・シ・ア
ラフレシアの花束 ください
ラフレシアの花束 花言葉
「叶わぬ恋」なの
できないことなの
茎がない 束ねられないの
かなしい花なの
※
雨の森に蕾ごろり横たえ
月の森にデロリひらく・・・
曲中、ラフレシアをかたどった頭巾が登場したり、
ハエをかたどった飴が投げつけられたり、
曲の最後に猿芝居が挿入されていたり、
仕掛けに富んだ曲ですが、それらも含めて本人たちは「プログレ」だと思っています。
長くて凝ってりゃプログレ。
それくらいのきめの粗い音楽観で活動しております。
わたしは人間椅子のつもりでこの曲をつくった。
地球の皆さんコンニチワ!あなたの街のレディ・ガガ、暮らしの中のレディ・ガガ、意外と身近なレディ・ガガ、街で出会ったレディ・ガガ、森でみつけた小さなレディ・ガガ、2コです。
今回はがんばった書き出しを無に帰す勢いで実体のない話を書きます。
「妄想の設定資料」
…まあ聞けよ。聞いてくれよ。
電車にぃ、乗ってたじゃないですかぁ、景色がぁ、見えるじゃないですかぁ、それでぇ、その景色を舞台にした漫画か映画を妄想したってわけ。そういうイマジネーション遊びをしたってわけ。それをここに書くってわ・け!!
鉄の人には申し訳ないが、何線かは失念しました。とにかくわたしは松本に向かっておりました。なるたけ安く済まそうと、新宿から中央特快で高尾に行って、知らんとこ行って、甲府に行って、知らんとこ行って、あーもう忘れた!とにかく特急を使わずに行ったのさ。初めて乗る線ですもの、そりゃあ窓の外をガン見ですよ!
山あいの小さな家や畑のそばを通るときがいちばんしあわせ。くわを持ったばあちゃんが伸びをしてたりさ。知らん果樹の花が咲いてたりさ。日当たりのいい墓地が山の斜面に貼り付いたりしていてさ。あーわたしもこんなところで永眠したァい、なんて思ったりさ。煮てさ。焼いてさ。喰ってさ。
で、じゃあ、本題という名の与太話はじめますけれども。
●戦争の好きなすいとん屋
世界の車窓から見えたものがこれだ。たぶん割と遠目に見えたくせにインパクト大すぎた。
すいとん、と、建物本体にでかでかと書いてある。え、す、すいとん?すいとん屋?
その2階にさらにでかでかと、くろぐろと、勢いのいい筆遣いで「自衛隊員募集」と書いた看板が掲げてあり、ダメ押しに、屋上に馬鹿でかい日の丸の旗がひるがえっている。
ほんとですよ?現実ですよ?ここはまだ妄想じゃないですよ?
(たった今2分で描いたのでヒドい絵だな。でもこんな感じだった)
うわー。すいとん、自衛隊、日の丸・・・!
(ここから妄想入る)
たぶんさぁ2階の部屋に元軍人の戦争マニアのボケたじいちゃんがいるんだよ。
灯火管制を未だにやってて、朝は竹槍訓練、夜はトントン、ツーってなんか通信してて、
トラトラトラとか?
そんなじいちゃんが、来るべき第三次世界大戦のためにメンツを募ってやまない。
(ほんとは近衛兵志願者求ムとか書きたかったんだろうな)
孫が影響受けちゃったか何か知らんが、ミリタリーオタクの引きこもり中学生でさあ。
零戦のプラモとか作っててさあ。
お母さんがひとりですいとん屋を切り盛りしてて(お父さんは死んだか蒸発した)、
デラックスな肉入りとかもメニューにあるんだけどそれをオーダーしてるところをじいちゃんに見つかろうものなら大変、「ぜいたくは敵だ!月月火水木金金!!」という雄叫びと共に竹槍が飛んできたりテーブルをひっくり返されたりなどする。
じいちゃんが食べるのはもっぱら「素すいとん」だ。
店に来るのはたとえば近所の学習塾の塾生。授業が終わった後に寄る。
じいちゃんの戦争仲間。軍歌の大合唱。
働き者でいつも明るいお母さんのファンの、塾の先生。シャイなのでひたすらすいとん食べるだけ。
あ、これ漫画ならあれですね、松本大洋か黒田硫黄か、
アフタヌーン愛好者しかわからないかもしれないが稲見独楽の画風がいいなあ。
映画なら・・・って映画観ないからどの監督のあのカメラワークとかわからんし、
俳優も知らないからなー。具体的に妄想できん。ここはクドカンに任せよう。
●立派すぎるビニールハウス群
もはや造形美!!!というようなビニールハウス群が見えました。
ビニールハウスはかっこいい建造物だと思う。ずらっといかついのが並んでたら圧倒される。変わった形状だった気もするが、具体的にどうだったのかは、忘れました。
何しろ、見た瞬間に頭が別のところに飛んで、
「ビニールハウスの大聖堂」ってどうよ、と考えていたからです。
(日本式の城でもいいがゴシック建築の方がビニール栄えすると思う)
現代アートの人とか作ってくれないかなあ。ぜったいかっこいいけどなあ。
山あいの小さな街にそびえ立つ、朝日を浴びてぺかぺかと輝く、透きとおる、
ビニールハウスのゴシック大聖堂!!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E5%BB%BA%E7%AF%89
戦争の好きなすいとん屋がある傍ら、この街(妄想の中の街)には
ビニールハウスの大聖堂に住んでる豪農の大地主がいるのである。
あー!そんで、この大聖堂の部分だけ、山手線の各駅の絵を割り箸ペンみたいなタッチの墨絵で描いた外国人のアーティストに描いて欲しい。
調べたらジム・ハサウェイという人だった。
http://brushink.com/fujisawa.htm
http://www.google.com/images?q=%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4&um=1&hl=ja&lr=lang_ja&tbs=isch%3A1%2Clr%3Alang_1ja&sa=2
どうやら割り箸ペンは使っていないみたいだが、(割り箸ペンって当たり前に書いてるけどわかるだろうか?割り箸の先を細く削って、そこに墨などをつけて描くのです)その強弱のついたよらよらした線でビニールハウスの骨を描いたらかっこいいだろう。魚眼レンズみたいに歪んだ風景の描き方もビニールハウスの大聖堂向きだ。
大聖堂というからにはこのうちはキリスト教を信仰しているはずだ。
隠れキリシタンの末裔が、大地主になって隠れるどころか透明な素材でばばーんとやっちまったんだ。丸出しだ。
朝の礼拝ではじいちゃんばあちゃんとーちゃんかーちゃんのこぶしの利いたオラショ(隠れキリシタンに伝わる賛美歌のようなもの)が響き渡るんだ・・・
ほんとはりんご農家がいいけど(キリシタンなのに禁断の果実を栽培ってとこが)、
りんごはハウス栽培しない気がするから、桃の農家がいいかなあ。
じゃあこの妄想の街は山梨のどこかだ。
そしてこのビニール大聖堂の深窓の令嬢(高校生)とすいとん屋の引きこもりが何故か恋に落ちたりなどすればおもしろい。
●ドリンクストア
ジュースの自販機を5つくらい並べて囲ったと思われるスペースに、「ドリンクストア」という名称が与えられていた。これも遠目から見ていたくせに変に印象に残っている。
多分ここは地元の女子高生のたまり場になっていて、
恋ばなとか嵐の話とかで盛り上がるのだろう。
一人称は「うち」である。ストアの売れ筋はチェリオやサンガリアが望ましい。
この「ドリンクストア」で妙なうわさ話が交わされ始め、
次第に街に蔓延し始める。
女子高生たちはうわさに関する特権階級となり、
中には預言者めいた言動を取り始める者も出てくる。
・・・ってこれ、どっかで読んだSFだな。恩田陸だっけか?
まあいいや。そいで、そのうわさの中心にビニール大聖堂の嬢ちゃんがいて、
うわさでは街の夏まつりの夜に何かが起きることになってて、
当番制の司祭の順番が回ってきたすいとん屋の戦争じいさんがその時だけ正気に戻ったりして、
女子高生の変死体が見つかったりして、
すいとん屋のミリオタ坊やが事件解決の鍵を握ってたりして、
最終的になぜかビニール大聖堂が空を飛ぶ、と。
そんな壮大なドラマを妄想したわけですよ。
漫画家か映画の脚本家の方、作ってくれないですかね。
というわけで、カレーから足を洗ったわたくし2コの連載は、
こういう感じの地に足がつかないことばかりを綴るものにします。
題して!
「エーツー2コの 朦朧見聞録」
前回・前々回の、はくち親子の話とエーツーがドイツに打ちのめされた話も
「朦朧見聞録」だったと思ってください。
そして今回の妄想ばなし、とくれば、だいたいどういう感じかわかっていただけると思います。
カレーのようなキャッチーさはないですが、おもしろく書けるよう努めます。
あとは告知です。
エーツー、ライヴします!
7月17日(土)
Fine Vacationの鈍行ツアー夏の陣 第二夜
「大人を棚に仕舞う夜」
7月17日(土) 吉祥寺fourth floor
http://
open 18:20/start 18:40
charge ¥2000 (1 drink含む)
共演:
●山本新 http://
●わだちひろ http://
●鬼子母神不眠ガールズ http://
●エルコ (opening act)
●戸井安代 (畔) (intermission act)
DJ: 丸芽志悟、SPINOUT
http://
エーツーの出番は3番目、19:45〜の予定です。
大人になどなったおぼえはないですが、
おぼえのない大人までも棚にぎゅうぎゅう仕舞いこみ、
サマーの夏の鬱屈と、不穏さと、プリティさを、
電気の通わないテクノポップに乗せて爆発させたいと思います。
先日の打ち合わせでセットリストを決めた時、
「これじゃまだ荷物が足りねえ」と、
わざわざ荷物が増えるような仕込みをしました。
「ライヴの良し悪しは荷物の量で決まる」という、何の根拠もない思い込みが
エーツー内で炸裂中です。
大荷物に免じて、皆さん来てくださいね〜!