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  • 2017.06.09 Friday
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関西遠征記2

 うらー!表紙見てくれたー?

リーベのまんが道に巻き込まれてうんヶ月、わたくしまんがを一枚完成させましたよ!!
そのいきさつはこれを読んでくれ。

KAMIの引き出しとブルボン実践編

あいどる道

やったやった!トーン貼りやった!エーツーは、まんが=スクリーントーンだと思っている古いタイプのアイドルです。リーベなんか、「トーンカス手につけたまんま『徹夜明けでさ〜』って言いながら職場(パン屋)行きたいんだよね〜」とか、あほなことほざいてましたからね。そんなリーベの先を越して、わたしはトーンを貼っちゃったってわーけー。だがしかし、力加減がよくわかんなくて原稿は傷だらけのガラスのハート、ガラスの原稿、ガラスの紙ですよ。硬い!この生原稿が、将来エーツー記念館(妄想)にガラスケースに入って展示されるのねーと思うと、ガラスinガラス。



さて。関西遠征記のつづきです。

前回はこちら。温泉でいけすかないばばあにはさまれて激憤、楢山節考の頁(歯をとんかちで殴って抜くとこと満を持して山の中に行くとこ)を引きちぎって交互にふたりのばばあの口にねじ込み、のこりの頁をいろりでちょいと炙って酒の肴にやりながら電車に乗り込んだ、北関東きっての無頼・2コの運命やいかに。


もちろん、ごく当たり前に新宿に着きましたよ、ええ。

「酒を入れておかないと夜行バスでは寝られなるものではない」という妹の助言通り、もう少し飲んどくかと、ベルクに入り、おいしいレバーパテとおいしい不思議な肉の何かをパンに塗り、うまいビールでいただく。至福至福〜〜。


だが、肉体労働の後温泉に入り飲酒をしたわたしの意識はすでに朦朧。いますぐ寝たい。バスに乗り込むまでもなく、今ここで寝たい。新宿駅で寝ている人になりたい。そんなことを思いながらバスの待ち合わせ場所に向かったのだが、メモってきた地図がへろへろすぎ、アンドロイドのマップもねむすぎて読めない上に、新宿西口っていちばん縁がない出口なのだ、迷った。なんと出発前から迷った。もっと言うと、改札出てベルクにたどり着くのにもちょっと迷ったほどだ。何度か来てるのに!せっかく温泉で汗を流したのにまた汗をかきながら走って待ち合わせ場所に辿り着き、どうにかバスに乗り込んだ。


寒い。

冷房効きすぎだ。早々とブランケットにくるまり、自分の中に充満している眠気を逃さないように、楽な姿勢を探す。空気枕とてろてろのたっぷりしたカーディガンと足元にかためた荷物を使ってあれこれ探る。

バスが走り出すと、あ、と思い出した。初めて夜行バスに乗った時のこと。というか、今回は2回目なので、前回のこと。大学生の頃、青森県弘前市に行ったのだ。もちろん、人間椅子の故郷に行ってみたい、というミーハーな動機である。


(人間椅子の中で最も津軽弁率が高い曲『どだればち』。この時のドラマー・後藤マスヒロさんのドラミング、めっちゃくちゃかっこいいです)

高校生の時に引きずり込んで人間椅子ファンにした女友達と行った。

今回はバンドの追っかけである。夜行バスに乗るとき、人はミーハーなのだ。他の乗客を見回してみても、バンド・もしくはバンドの追っかけの若者であろう、という者ばかりだった。仲間仲間〜。


わたしが書きたかったのはそんなことではない。夜の中をバスが走る、ずおーーーーーーーーーーずぞーーーーーーーという音のことだ。それを聞いて、青森に行った時、何を思ったかその音を録音していたのを思い出した。たぶん、買ったばかりのテレコが嬉しかったのだろうと思うのだが。そして今はICレコーダで、防災無線の行方不明者のお知らせとか、ヤンキーのバイクのバリバリ音とかを録音しているので単にそういう性癖なのかも知れない。

とにかく、そのずおーーーーーーーーずぞーーーーーーという音は、真夜中の高速を走っている、知らないところを走っているという、脱・日常の音であった。自分の眠気とその音が混じり合うと、それは、水墨画の濃淡で描かれた、後ろに流れていく線で、わたしの眠気が後ろに引き延ばされていく線でもあった。それが聞こえると、眠いけれど意識が後ろに向かって一部覚醒してしまって、落ちられないのであった。

わたしは、自分の眠気について夜行バスの中で考えざるを得なくなってしまった。だいたい、眠い人が眠気について意識するって、今うまい例を思いつけないので適当に言うけどクラインの壺をぶっこわすようなもんじゃないだろうか。ほんとによくわかんないけど。とにかく眠りたい時にいちばんやってはいけないことだろう。しかも、バスの中で寝ることに全てを賭けたため、空気枕を首にはさみ、アイマスク・マスク・耳栓のフル装備で、ブランケットとカーディガンにぐるぐる巻きになっている人間だ。ちょっとした軟禁みたいなのだ。遮断された視界の中に、耳栓ごしのくぐもったずおーーーーずぞーーー音が、モノクロームの尾を引いて流れていく。どうやってつかまえたものだろう、わたしの眠気は。雲のかかった、しかし月の周りだけぽっかり空いたように覚醒している意識で、眠気を分析する。夜の中を走るバス。知らないところを、時間がすべっていく。場所が移っていく。顔を覆ったわたし。自分でそうしていて、単に眠りたいだけなのに、なんだか悲壮感みたいなのを感じているわたし。眠りは、墨汁のようにけむりのようにやってくる。来て、来て・・・!はやく。


ところでネ、みなさんは眠りたいとき、何か決まった睡眠導入法はありますか?

わたしがここ1年くらいのあいだに編み出したのは、「電気を消していく」というやつです。眠れない時、自分の状態を項目でずらずら挙げていく。

●目の奥がちょっと痛いわたし
●首の位置がいまいちなわたし
●腕がうまくおさまっていないわたし
●足のうらがつめたい(またはあつい)わたし
●あのことが気になってくよくよしているわたし
●くちびるがかわいているわたし
●最近太って凹んでいるわたし
●明日起きられるか不安なわたし

etc・・・

これらを、改善できるところは改善して(首の位置とか足のうらのあついつめたいとか)、ひとつずつイメージの中で消灯していくんです。目の奥が痛いわたし、パチン、消灯。明日起きられるか不安なわたし、パチン、消灯。呼吸をゆっくり深くしながら消灯していくと、真っ暗になった時、眠っている。


これは、電車の中で少しでも眠りたい時に編み出した方法。だから、乗り物向きなはずなのだ。だが、このたびは電気が消えてくれなかった。ブランケットからからだのどこかが絶えずはみ出して。マスクをして寝ることに慣れてないから、呼吸がうまくできなくて。わたしは普段寝るとき鼻呼吸なんですけど、マスクしてたら鼻呼吸じゃ苦しいのですね。だから口呼吸にしてうつらうつらしたのだけども、口呼吸にも慣れてないから息を忘れちゃうんだね。水面に顔を出しすぎた魚みたいになって起きること数回。まさか、「忘れ物:息」なんつう旅になるとは思いもしなかったわ。でも、バスの中は乾燥していて、マスクがなかったら声帯が干からびてアイドル廃業してたと思います。そして、ハッと目が覚めて口で息をする時の、「口呼吸があるじゃないか(生ビールがあるじゃないかの節で)」という、自分で発明したかのような新鮮な、得意げな気持ちったらなかったです。みんな、鼻呼吸がだめなら口呼吸するといいよ!これ以降、時々口呼吸をして気分転換しています。すっごいバカみたいじゃんかおれ。


そんなふうに、ちょっとした袋小路に迷い込みつつ、それでもうつらうつらして、まだ空気が薄青くすうすうと澄み渡った京都に着いたのでした。


つづく。

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