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ストロベリーをきみに

イチゴ うー! ケーキ うー! ろ・う・そ くー!
小箱 うー! リボン うー! つ・つ・み・が みー!

ななしのごんべの たんじょう び!
祝わない わけがない
ななしのごんべの たんじょう び!
祝わずには いられない

イチゴ うー! ケーキ うー! ろ・う・そ くー!
小箱 うー! リボン うー! つ・つ・み・が みー!

ななしのごんべが うまれた とき
ピカリと光った フィラメント!
ななしのごんべが うまれた とき
ぱちんとはじけた ホウセンカ!


苔の花咲く踊り場で 這いずり回るミケトゾア
熊楠センセがおしゃった
「わいもファンタで祝っちゃる」


イチゴ うー! ケーキ うー! ろ・う・そ くー!
小箱 うー! リボン うー! つ・つ・み・が みー!

わら半紙にエンピツで
「おめでとう」て 書いただけ!
サランラップでくるんだら
レンジに三分かけるだけ!

イチゴ うー! ケーキ うー! ろ・う・そ くー!
小箱 うー! リボン うー! つ・つ・み・が みー!

種から育てた大木で
千手の観音 彫りました!
百億で買ったダイヤモンド
ありんこに 運ばせる!

イチゴ うー! ケーキ うー! ろ、う、そ、くー!


新曲「ストロベリーをきみに」です。
この曲は、8月20日にライヴが決まったことを知ったアコさんが、「それあたしの誕生日ライヴじゃん」と言ったことから生まれました。

正確にはアコさんのお誕生日は8月19日なのですが。ちなみにニヒル牛文庫のデザイナー・ジャン子アヤ、段ボール作家の山中奈緒子さんも同じ日生まれです。

まあそれで、ならば誕生日の曲を作りましょう、と、すぐに鼻歌を始めました。アコさんはイチゴモチーフが好きだったな、そして誕生日といえばケーキだよな、ということで、一言目に「イチゴ」、二言目に「ケーキ」と入れました。

で、アコさんの誕生日向けの曲だけど、全ての誕生日を祝える曲にしたいので、「ななしのごんべ」を出しました。アノニマス、という意味と、名前もない、幽霊や妖怪や蜉蝣やミジンコの誕生日も祝いたい気持ちを込めて。

で、なんとなく、アコさんのイメージと、夏のイメージで、「ホウセンカ」って入れたんだけども。
赤いひらひらした花が咲いて(ピンクや白もあるけど、わたしが思い浮かべたのは濃い朱色の花でした)、熟した実に触れるとばちんっと弾けて種が飛ぶあの植物。ひらひらしてるんだけどけばけばしくないのは、葉っぱがわさわさしてて野趣があるからかなあ。

ふと思いついて、ホウセンカのモチーフの何かをプレゼントしようかと思い、検索を始めたらまた新たな事実が発覚した。ホウセンカには、「爪紅(つまべに)」という別名があって、昔、爪を染めるのに使われていたそうなんです。花びらで爪を染める・・・なんて乙女チック!アコさん、こうゆうの絶対好きだよ!わたし、勘冴えてるぅ〜!しかも、ホウセンカは、8月27日の誕生花なんですって!たまたまなんとなくイメージで入れたにしては、誤差の範疇でしょう!ほぼ大当たりでしょう!

花言葉は「わたしに触らないで」。かっこええ。でもこれは、ここぞというときには弾け飛んで、内側で熟している大切なものを放出するってことですよね。

しかし、ホウセンカモチーフのものって、なかなかないのね・・・ハンカチとかブローチとかありそう、って思ったのだがない!!すみません、諦めました。歌と、この気持ちをプレゼントにします。


中間部で、趣味を丸出しにしました。「苔の花」ってとこ、「コケは隠花植物だから云々」とか野暮言ってくれるなよ。これは、尾崎翠の『第七官界彷徨』の中で苔(作中では「蘚」)が発情するシーンと、武田百合子の『犬が星見た』の中で、グルジアのもんんんんのすんんごい植物に溢れた家に行った時、「苔も繊細な花をつけている」と書いているのと、「たま」の「マリンバ」の歌詞「無花果の花咲く赤い夜」へのオマージュだから!!

「ミケトゾア」は、粘菌の学名です。

ときたら、やはり南方熊楠。熊楠センセは大のお酒好きだったのですが、息子の熊也が病気になってからは禁酒していたし、ちょいとポップに、ってことでファンタで乾杯にしました。

ファンタのところ、振り付けではジョッキを背後から出してきて二人でカンパーイ、とやるのだが、リーベがその後に、落語家のように「こっこっこっこっこ(喉を鳴らして飲む真似)、ぷはーっ!」ってのを入れたいと言い出し。おうおう、面白いからやんなよと言いました。
嬉しかったのは、ライヴ当日の練習の時に、「あたし考えたんだけど、その『こっこっこっこっこ、ぷはー』が終わるの待たずに、君が先に2番に入るんだよ。そしたら、『ろうそく』から一緒に歌うから」と、なんと、リーベが曲のアレンジを考えてきたことだよ!

曲に関しては、ほぼわたしが100%考えてまして、リーベはどちらかというとその曲の背景とかを勝手な妄想によって補強するとか、その妄想に基づいた振り付けをつけるとかというのはあったけれども、曲そのものについて「ここをこうしよう」と言ってきたのは相当珍しく、わたしは感激しましたのです。そんなリーベの「落語家の真似」、今度はいつお目にかけられるかしらー。


とにもかくにも、「きっとこれは悪い夢」、ありがとうございました!!




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コメント
いや、ほんとうにわたしの(みんなの)バースデイソングをどうもありがとう! 生まれて初めてです。歌をもらったのは。でもって、もうひとつの符牒が、ピカリと光ったフィラメント、であります。生まれてすぐに雷が鳴って、わたしはふるえたんだって。ねっ、この曲はまぎれもなくわたしの曲だろ? 大島弓子『ほうせんか・ぱん』はもちろん読んだんだろーな。
  • アコ
  • 2012/08/24 9:51 AM
よっしゃー!!すごい、わたしのソングライティング勘。2番のおざなりプレゼントのとこ、「わら半紙にエンピツ」はアコさんちょっと喜びそうだけど「ラップとレンジ」はほんとに嫌がりそう、とか、いろいろ思い浮かべました。『ほうせんか・ぱん』は検索したら出てきて、大島弓子もホウセンカやっとるー!と思い気分上々でしたが、すみません、さっきアマゾりました…
  • 2コ
  • 2012/08/25 7:15 PM
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